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助言・指導の事例集

以下、都道府県の労働局のサイトからの転載です

1 賃金明細が渡されず、賃金が正確に支払われているかとの相談事例

事案の概要
申出人は、就職して数ヶ月になるが、支払われた賃金の賃金明細が渡されず、雇い入れ通知書で示された賃金額と比較しても手取りが少ないようで納得できないことから、会社の上司に賃金明細の話をしたが明確な回答がもらえなかった。このため労働局に相談におよんだものであり、賃金明細の交付について労働局長の助言・指導を求めた。

 当該事案については、申出人が会社側とあまり事を荒立てたくないと申し立てた事から、相談を受けた労働局職員が、会社に電話し人事関係の責任者から事情を聞き、口頭にて「賃金の支払内容を明確にするため、賃金明細を渡すことが望ましい。」との助言・指導を行った。結果として、賃金明細が交付されるようになり、相談者の疑問も解消された。

2 整理解雇されたことについて、撤回を求めた事例

事案の概要  
申出人は、整理解雇されたことについて、解雇の撤回、職場復帰を求め労働局長の助言・指導を求めたもの。

 当該事案については、申出人が生活もあることから早急な対応を求めるとのことのため、労働局職員が会社に電話で事情を聞き、口頭にて「当該解雇は、判例に照らしてみるに、解雇理由・解雇手続きにおいて適正を欠いている恐れがある旨」の助言・指導を行った。